ZAO_CHEESE_FACTORY
ナチュラルチーズ製造技術マニュアル
財団法人 蔵王酪農センター
クリームチーズの作り方
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クリームチーズ製造工程の流れ
共通工程-1 詳細
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共通工程-2
7. スタータの添加 その他のチーズ
解説

バット内の温度を確認し、原料の0.5〜1.0%の乳酸菌を添加。バクテリオファージによる汚染を防ぐため、混合菌スターターを用いるのが一般的で、厳重な管理のもとに培養したスターターを添加した後、撹拌します。
[ショートセットの場合の添加量5%]

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8. 塩化カルシウムの添加 工程ナシ その他のチーズ
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9. レンネットの添加 その他のチーズ
解説

スターター添加時の温度を保ちながら、通常力価のレンネットを0.00005〜0.003%添加します。クリームチーズの製造は酸による凝固が主体。微小カードの発生と成分損失を防ぐため、レンネットを補助的に使用しますが、添加量は最少限にとどめます。
粉末のレンネットを殺菌冷却した水で10〜40倍に希釈し、添加後は撹拌します。

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10. 静置(セッティング) その他のチーズ
解説

温度20〜22℃を維持したまま、バット内の原料が乳酸酸度0.7〜0.8%またはpH4.6〜4.8に達するまで静かに置きます。
pHが高すぎても低すぎても品質低下のもとになるので正確さが重要。
[ショートセットの場合は温度31℃で5時間静置]

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11. カッティング その他のチーズ
解説

目標の乳酸酸度またはpHに達したのを確認してからステンレス製のカードレ−キもしくはバット付属の撹拌機で穏やかに撹拌し、カードを破砕します。

図-カードレーキ解説図-攪拌機
解説

pH4.6〜4.8では、液体と思われるほど軟らかい状態ですが、濾紙かチーズクロスを敷いた漏斗で濾過するとカードの存在が確認できます。

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12. ホエイ排出 工程ナシ その他のチーズ
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共通工程-3 詳細
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個別工程 詳細
完成
クリームチーズ画像
クリームチーズ

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