ZAO_CHEESE_FACTORY
ナチュラルチーズ製造技術マニュアル
財団法人 蔵王酪農センター
クリームチーズの作り方
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クリームチーズとは?
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アメリカ発祥の軟質チーズ。一部例外はあるが基本的に非熟成で、乳酸菌がもたらす微かな酸味と乳脂肪の豊かな味わいが特徴。軟らかく滑らかな性状を活かして、そのままパンに塗って食べる他、菓子や料理に広く利用される。果実や香味料を添加した多様な製品が、日本各地で作られている。

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クリームチーズ製造工程の流れ
・・・ ここでは、製造法の主流となっているホットパック法を中心に記載しています。
共通工程-1
1. 原料乳の検査と計量 その他のチーズ
解説

クリームチーズには、良質な生乳と脂肪分40〜50%の生クリームを使用します。所定の項目について原料を速やかに検査し、基準に適合したものを計量します。

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3. (工程順移動)標準化 その他のチーズ
解説

クリームチーズは成分の異なる様々な種類がありますが、脂肪分12〜18%とするのが一般的で、目標とする成分比率に合わせて原料を混合。過不足を生乳もしくは生クリームを加えて調整します。

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4. (工程順移動)殺菌2.(工程順移動)濾過 その他のチーズ
解説

バッチ式の場合は温度63〜65℃30分間の低温殺菌法、連続式の場合は温度75℃15秒間のHTST法で殺菌します。熱による蛋白質の変性を防ぐため厳重な温度管理が必要です。 殺菌後は、入念に洗浄殺菌した機器で濾過します。
さらに、殺菌温度に近い温度を保ちながら圧力を加えて均質化します。圧力の強さは120〜180kg/cm2。 この過程でチーズの滑らかさが付与されます。

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5. 除菌 工程ナシ その他のチーズ
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6. 冷却 その他のチーズ
解説

乳酸菌の生育に適した温度まで冷却します。クリームチーズの場合は20〜22℃。表面式、プレート式、チューブ式冷却機を用いて冷却した後にチーズバットに移します。
[ショートセット法で製造する場合の冷却温度は31℃。]

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共通工程-2 詳細
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共通工程-3 詳細
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個別工程 詳細
完成
クリームチーズ画像
クリームチーズ

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